教員紹介

工学研究院

武田 量助教

自身の専門研究内容について

研究分野はロボティクスやものづくり技術などを含む機械工学ですが、その中でもバイオメカニクスを専門としています。バイオメカニクスとは生体の構造を力学の観点から調査・研究を行う分野です。私の場合、医療応用を想定したテーマを対象として研究しております。例えば、ヒトの膝関節の安定性についての研究。膝関節の靭帯が断裂した場合、膝が不安定になり変形性膝関節症(OA)等の発症につながります。そこで、膝靭帯の治療方法を評価するための力学試験や断裂が起こりやすい動作や姿勢が分かるシミュレーターの開発を行っています。その他、大動脈解離の流体解析。心臓に繋がっている大動脈が突然裂けてしまう解離は極めて危険な状態となります。そのため、複雑な数値計算を基に大動脈内の血流を計算し、解離が発生しやすい場所を特定できる手法を構築しています。このように、エンジニアの立場から人々のQOL(Quality of Life)の向上に繋がる技術の発展に貢献するものです。

PAREプログラムに参加する学生に期待すること

PAREは“Population”, “Activity”, “Resource”, “Environment”の4つの頭文字の通り、関連する問題を学生に考えてもらうための高度なプログラムです。どの問題もそれぞれ一つの観点から解決策を見出すこと難しく、多分野(Interdisciplinary)に渡り、知識や知見を集約する必要があります。一人で全てをこなすことは現実的には不可能なため、自分の専門分野や国が異なる人々とお互い協力する必要があります。 したがって、上記のようにPARE問題に熱心に取り組める上、他との協調性が優れた人材が一人でも多く巣立ってくれることを期待しています。

今まで実施したスクールで印象にのこっている出来事

PAREプログラムを一言で表すと“絆”だと思います。PAREに関連する問題は高度で複雑なため、学生にとっては大きなチャレンジ課せられます。決して一人だけでは達成できないタスクも多く、一緒のグループメンバーと長時間協力していく必要があります。その過程で学生間では強い“絆”が結ばれ、PAREプログラム修了後、各コンソーシアム大学を卒業した後も交流が続いています。専門分野、文化、言語、国境を超えてこれだけ多くの学生の強い“絆”を育てるPAREプログラムは大変素敵だと思います。

今後のプログラムの展開に期待すること

PAREプログラムに参加して修得した人との“絆”、問題意識、専門知識を基に新たなSEEDが発掘されることに期待しています。より多くの人がPARE問題に関心を持つことに繋がれば、PAREの負のサイクルから脱却するための解決策がより実現可能に近づくと思います。今後のPAREプログラムの発展が楽しみです。

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