教員紹介

農学研究院

波多野 隆介教授

自身の専門研究内容について

流域における物質流出および農地土壌の温室効果ガス排出の解析を行っています。流域研究では、人間活動による土壌の侵食量を見積もり、気候変動の影響を見ることを目的に、世界で比較的多く利用されているSWATモデルの適用上の問題点を洗い出しています。温室効果ガス排出では、有機質肥料の施与効果に関する研究を進めて行きています。我が国のモデルには、化学肥料の施与による排出予測はかなりの精度でできていますが堆肥、スラリーさらにメタン発酵したあとの消化液の効果についてはまだ不十分です。さらに土壌タイプの違いにも言及できていませんので、今後そちらについても研究を進めていく所存です。

PAREプログラムに参加する学生に期待すること

気候変動で土地の管理が困難になり、さらに今回のように新型コロナウイルスの感染拡大が持続可能性を衰退させます。今日の問題は人口増加の過程での資源環境の使い方が不適切だったからであり、そろそろパラダイムシフトが必要です。国連はSDGsの17項目を挙げておりますが、どうも自分の好きなものだけをつまみ食いしているように見えます。全部がつながっていることを認識することが大事です。世界のすべてとどう連携できるのか、そのような柔軟性を身につけようと思って、文化、専門の異なる人たちと問題発見と解決を協働していただけることを期待します。

今まで実施したスクールで印象にのこっている出来事

やはりスクールで出会った学生の近況を聞くことです。とくにタイ、インドネシア、日本で同窓会が開催されたという話を聞いたときは大変嬉しく思いました。2週間程度の短時間のプログラムですが、参加者がグループ討論を一生懸命行い、考えをすり合わせ共有していったことが、長期の付き合いを可能にするのかとも思います。

今後のプログラムの展開に期待すること

このプログラムの修了生が世代を超えて付き合うようになると、将来パラダイムシフトを本当におこす力になるように思います。PAREプログラムは8大学のコンソーシアムで成っており、もちろん当初は在学生へ、コミュニケーション、リーダーシップ、問題発見、問題解決などの力をつけてもらうためのプログラムでした。しかし、そろそろ社会人とくに同窓生(修了生)が参戦できるプログラムに構築して、実際にどのように世の中を変えられるか実践してみてもよいのではないかと思います。

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