PAREプログラムでの留学
ーフロンティアスピリットの育成を目指してー

PAREプログラムの概要
- PAREプログラムは、人口・活動・資源・環境(PARE)に関連する様々な問題を解決し、アジアの発展に主導的な役割を果たすことができるフロンティア人材の育成を目指し、北海道大学とインドネシア・タイのパートナー校が協働して実施しているプログラムです。
- このプログラムは2012年、文部科学省平成24年度事業「大学の世界展開力強化事業」に採択された教育プログラムとしてスタートしました。正式名称を「人口・活動・資源・環境の負の連環を転換させるフロンティア人材育成プログラム (英名:Graduate Program for Fostering Frontiers of Practical Solutions in a Populations-Activities-Resources-Environments (PARE) Chain )」といいます。
- 「大学の世界展開力強化事業」は、我が国にとって重要な国・地域の大学と質保証を伴った連携・学生交流を戦略的に進め、国際的通用性を備えた質の高い教育を実現するとともに、我が国の大学教育のグローバル展開力を強化する(文部科学省ウェブサイトより)事業です。
- このプログラムは、前述のPARE(人口・活動・資源・環境)の4つの要素に関連する問題を解決し、負の連環を正に転換するために、4つの力 (フィールド研究力、多様性容認力、 開拓力、 課題解決力) を有する「フロンティア人材」を育成するための新たな国際連携教育システムを構築し、アジアの発展に主導的な役割を果たす人材の育成を目指しています。
- この目的を達成するため、北海道大学ならびにアジアを牽引しているタイの3大学とインドネシアの3大学で大学院教育コンソーシアムを形成し、教育の質の保証を伴った交流プログラムを実施してきました。2017年にはインドネシアの大学が加わって、合計8大学でコンソーシアムを形成しています。
- 夏(北海道)と春(タイもしくはインドネシア)での短期スクールは、テーマに沿った関連施設を訪れるフィールドトリップや、専門講義、グループディスカッション・プレゼンテーション等の演習も盛り込まれており、単なる語学留学とは違った専門分野での実践型学習を中心としたプログラム内容となっています。専門講義では基本的に英語が使用されます。
- 農学、工学、環境科学、水産科学、にわたる基礎科目群を開講し、分野横断的な教育を提供します。
- それぞれの科目は、大学院共通授業科目として登録されており、単位の取得が可能です。
参加大学
- インドネシア:ボゴール農業大学、バンドン工科大学、ガジャマダ大学
- タイ:チュラロンコン大学、カセサート大学、タマサート大学、マヒドン大学
PAREプログラム内容
プログラムは「基礎科目」「発展科目」「専門科目」と大きく区分され、全て英語で行われます。PAREプログラムは自身の分野専門知識だけでなく、分野横断的な知識の習得をゴールにしています。
「基礎科目」は、PARE課題の解決の基礎力となる一連の講義「Introduction to PARE」および、フィールド実習と演習からなる短期研修「サマースクール」「スプリングスクール」から成り立っています。サマースクール、スプリングスクール参加者は最低1単位の「基礎科目」の受講が必須です。
長期留学を希望する学生のためには、「発展科目」「専門科目」が用意されています。「基礎科目」受講後、パートナー大学に留学し、PARE課題に関する講義の受講や研究を行い、さらに深い知識や経験を身に付けることができます。
こんな人におすすめ!
- 語学だけでなく専門分野をより深く学びたい人、フィールドワークに興味のある人。
PAREセントラルオフィスでは、初めて海外留学に挑戦される方も安心して参加いただけるよう、頻繁に現地の情報収集を行い当ウェブサイトや出発前のオリエンテーションで最新情報の提供に努めております。